2014.07.09

移植認定医制度規則及び細則の改定について

一般社団法人日本移植学会
会員 各位

移植認定医制度がスタートして2年が経過しましたが、この間制度のあり方について、関連委員会や理事会においていろいろと議論が重ねられてきました。
移植認定医取得のための教育プログラムとして、学会会期中のセミナーが制度立ち上げの当初から実施されておりますが、その後、若手を主たる対象とした春のセミナーが実施されるようになり、さらに2015年からは総会会期後のセミナーの企画もスタートする予定になっています。
このように、会員のための教育プログラムの充実がはかられていますが、総会中のセミナー以外は移植認定医を取得する上で何ら制度上の位置づけがありません。これについて関連委員会や理事会で議論を重ねた結果、このような教育プログラムの受講が資格取得に反映されるためには、取得条件をポイント制(5年間で50ポイント)に変更することが必要である、という結論に至りました。これにより、移植認定医制度の規則の一部が改定され、その資格取得の要件が大きく変更されることになりました。この改定は来年、2015年の新規申請から適用される事となりますので、会員の皆様にはくれぐれもご留意いただきますよう、よろしくお願いします。

なお、教育プログラムが複数走ることになりましたので、その整理のため、これまでの総会会期中の「移植学会教育セミナー」は「移植認定医講習」と名称を変更し、その受講を認定医取得のための必須条件(5年間で1回以上)と定め、かつポイントも付与することとしました。
また、春に開催している「日本移植学会若手教育セミナー」はスプリングセミナー、今後企画する総会会期後のセミナーはオータムセミナーとして区別し、スプリングセミナーは一日コース、オータムセミナーは半日コースで、ともに認定医取得のためのポイントを付与することとしました。
この他に、日本移植学会総会ほか移植関連学会・研究会(国際・国内全国規模)への参加がポイント取得の対象となっておりますが、詳細は改定移植認定医制度規則と細則をご参照下さい。

移植認定医制度規則
移植認定医制度細則

(一社)日本移植学会理事長
高原 史郎
学術・教育委員会委員長
近藤 丘

一覧へ戻る