日本サイコオンコロジー学会では、学会総会前日の10月2日(木)及び10月5日(日)に以下の要項でサイコオンコロジー研修セミナーを開催いたします。
皆様、奮ってご参加下さい。なお、2014年度につきましては、心理職対象研修会のみ10月5日(日)の開催となりますので、ご承知おきの程よろしくお願い申し上げます。
日時 | 2014年10月2日(木) 13:00開始、18:00終了(予定) タワーホール船堀 2014年10月5日(日) 9:00開始、15:00終了(予定) 東京医科歯科大学 |
場所 | タワーホール船堀 ※10月2日(木)開催 東京医科歯科大学 ※10月5日(日)開催 *10月5日(日)に開催されるのは心理職対象研修会のみです。また、会場も「東京医科歯科大学」となりますので、日時及び会場をお間違いのないよう、ご留意ください。 |
募集人数 | 2014年10月2日(木) 開催のコース タワーホール船堀 2014年10月5日(日) 開催のコース 東京医科歯科大学 |
参加費用 | コースによらず当学会員10,000円、非学会員15,000円
*非学会員参加費用で申し込んだ場合、後日学会へ入会されましても返金することはできませんのでご注意ください。 |
申し込み方法 | このページ下部の登録ボタン、あるいはサイコオンコロジー学会のホームページからの申し込みのみとさせて頂きます。
*郵便振替用紙到着後、2週間以内にご参加費の入金が確認できません場合につきましては、キャンセル扱いとさせて頂く場合がございます。 *応募が定員を超えた場合、「キャンセル待ち」とさせて頂きます。また、原則キャンセルに伴う(悪天候、自然災害等に伴う交通網の不通などを除く)参加費のご返金は致しかねますので、予めご了承ください。 |
<目的>
日本サイコオンコロジー学会では、患者さんや御家族が安心して受診できるような精神腫瘍医を育成することを目的に、登録腫瘍医制度を発足させました。本研修会の受講は、登録精神腫瘍医となる要件のひとつとなっております。本プログラムでは、登録精神腫瘍医となるために必要な知識・技能・態度を共有することを目的としております。
*日本精神神経学会のポイント対象(40点)となります。
<対象者>
1. 精神腫瘍医を目指す医師、サイコオンコロジーを始めたばかりの医師
2. 1.の方を念頭に置いた内容となっておりますが、精神科医・心療内科医であれば参加可能です。
<内容> 今年は以下の様な内容を予定しております。
1. グループワーク 「がん患者の依頼で困った場面」
・精神腫瘍医として御活躍の先生に、これまでのキャリアパスと依頼で困ったケースについて御紹介をいただきます。
担当:大西 秀樹先生
・グループに分かれて、経験したことのある困った事例とその対応の工夫についてのグループワークを行い、最後に全員で共有します。
担当:松岡 弘道先生
事例検討では、臨床現場で対応や判断が難しい以下のケースを取り上げ、皆で検討し、最後に関連講義を行います。
2. 事例検討1「自殺企図のリスクが極めて高い症例に対しての対応」 と関連講義
・担当(事例提示):清水 研先生
担当(関連講義):明智 龍男先生
3. 事例検討2「著しい身体症状とせん妄が併存する時の対応」と関連講義
・担当(事例提示):奥山 徹先生
担当(関連講義):瀧本 禎之先生
本年は以下のファシリテーター(12名)が担当致します。
明智 龍男 先生 | 名古屋市立大学大学院 医学研究科 精神・認知・行動医学研究分野 |
井上 真一郎 先生 | 岡山大学病院精神神経科 |
大西 秀樹 先生 | 埼玉医科大学国際医療センター 精神腫瘍科 |
奥山 徹 先生 | 名古屋市立大学大学院 医学研究科 精神・認知・行動医学研究分野 |
加藤 雅志 先生 | 国立がん研究センターがん対策情報センター がん医療支援研究部 国立がん研究センター中央病院 精神腫瘍科 |
嶋本 正弥 先生 | 九州大学病院 がんセンター |
清水 研 先生 | 国立がんセンター中央病院 精神腫瘍科 |
瀧本 禎之 先生 | 東京大学医学部付属病院患者相談・臨床倫理センター センター |
松岡 弘道 先生 | 近畿大学医学部附属病院 心療内科 |
松島 英介 先生 | 東京医科歯科大学大学院 心療・緩和医療学分野 |
吉内 一浩 先生 | 東京大学医学部附属病院 心療内科 |
谷向 仁 先生 | 大阪大学医学部附属病院 オンコロジーセンター 大阪大学保健センター 精神科 |
<目的>
多職種(医師、看護師、薬剤師、リハビリ、薬剤師、診療放射線技師、医療ソーシャルワーカーなど)がチームで精神症状に適切なアセスメントができ介入する方法、または精神科・心療内科専門医に適切コンサルテーションする方法について理解できる。
<対象者>
がん患者の精神心理的ケアについて学びたいすべての医療職
<内容> *変更の可能性があります。
高齢者が多いがん患者の精神症状として重要な「不眠」と、対応に苦慮する「怒り」についてのアセスメントと対応についてレクチャーとグループワークディスカッションを行います。
<留意事項>
・「せん妄」、「抑うつ」などのある程度の基礎知識がある方を念頭にプログラムを考えています。
・ 精神科・心療内科医師で「登録精神腫瘍医」を目指す方は精神腫瘍医コースを受講されることをお勧めします。
<目的>
がん医療やサイコオンコロジーに関する基礎的な知識・技能の獲得
<対象者>
がん医療に携わる心理士
(がん医療に関心のある心理士であれば参加は可能ですが、がん医療に携わる心理士を念頭に置いた内容となっています。グループ討論が行われることがあります。受講歴がある方でも受講可能です。)
<内容(予定)>
・胃がんとその治療(講義)
・サイコオンコロジー概論(講義)
・がん医療に関わる社会的支援制度(講義)
・がん医療における心理士の活動に関するグループディスカッション)
<各種ポイント>
臨床心理士資格更新のためのポイントを申請予定です。
<目的>
がん医療の臨床現場で活動する際に求められる知識・技能の獲得
<対象者>
以下の要件を満たした方
・当学会の心理職向け研修会アドバンスコースIの修了者
<内容(予定)>
小グループによる事例検討とミニレクチャー
<各種ポイント>
臨床心理士資格更新のためのポイントを申請予定です。
<留意事項>
・事前に簡単な予習をお願いする予定です。詳細は受講者に連絡します。
<ご参加までの流れ>
はじめに、こちらのオンラインフォームよりお申込みの登録をお願い致します。その後心理職対象の研修会の受講歴の有無等を委員会にて確認し、ご参加の可否につきましてEメールにてご案内させていただきます。(定員20名)
※本研修会の受講資格につきましては先着順ではございませんが、定員に限りがございますため、受講資格を満たされていても、お申込みいただいた時期によりご受講できない場合がございます。予めご了承ください。
<目的>
がんを発症された方への看護を実践する中で、寄り添いたいけれども、もっとかかわりたいけれども、どのように対応したらよいのかわからない、と悩んでいる若手の看護師に対して、明日から活用できるエッセンスを習得していただき、看護って楽しいなと再確認していただけることを目的としています。
<対象者>
がん患者の精神心理的ケアのアセスメントと具体的な対応方法について基礎的な内容を学びたい臨床経験2年-5年目以下の若手の看護師
<内容> *変更の可能性があります。
グループによる事例検討
<目的>
今年度より、がん患者カウンセリング料ががん患者指導管理料1,2へと拡大され、がん患者の個別相談業務における看護師の役割も重要性を増してきています。本研修会では、がん患者への個別相談に従事する看護師(例えば、がん患者指導管理料1,2を請求するような相談業務に従事する専門看護師・認定看護師等)が、患者の心理社会的不安を低減するために看護師に適した面接の原則と技法について学び、面接力向上を図ることを目的としています。
<対象者>
がん患者に対する個別相談に従事する 専門看護師・認定看護師等 20名
<内容>
講義
1)看護師による面接の目的と特徴
2)面接の構造
3)看護師による相談業務に適した面接技法-ナラティヴアプローチー
4)精神保健の専門家に相談すべき場面・状況について
演習
ロールプレイによる面接のトレーニング
<留意事項>
がん患者に対する個別相談に従事する 専門看護師・認定看護師を念頭置いた内容となっておりますが、資格の保有が参加条件ではございません。ご不明点については、事務局までお問い合わせください。
<各種ポイント>
特になし※当日修了証を配布いたします。