アニメで知る移植医療「ヒーロー」

移植をしないと失われてしまう命がある。

自分には、一体何ができるのか。ドナーとは、臓器提供とは…。
心臓病で倒れた同級生の姿に直面し、小学生のタケオが初めて体験する「命」のストーリー。

企画:日本移植学会  漫画:佐藤 秀峰

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~ 謝 辞 ~

本動画を制作するにあたり、漫画家 佐藤秀峰先生に移植啓発漫画「ヒーロー」を描いていただきました。
佐藤秀峰先生の多大な貢献に対し、日本移植学会より、ここに感謝申し上げます。

移植について知り、
臓器提供の意思表示をしましょう。

臓器移植って何?

臓器移植とは、「重い病気や事故などにより臓器の機能が低下し、移植でしか治療できない方」と、「死後に臓器を提供してもよいという方」を結ぶ医療です。
臓器移植を行うためには、第三者の善意による臓器の提供が不可欠です。

臓器移植の種類

ドナー(臓器提供者)の状態に応じて、以下の種類があります。

1. 死体臓器移植

亡くなった方から臓器の提供を受けて移植を行います。
脳死の方から提供される場合(脳死臓器提供)と、心臓が停止した後に提供される場合(心停止後臓器提供)があります。

2. 生体臓器移植

生きている方(多くはご家族の方)から臓器の提供を受けて移植を行います。
現在、日本では、以下のような臓器移植が行なわれています。

  心臓 心肺 肝臓 膵臓 腎臓 小腸
脳死臓器移植
心停止後臓器移植          
生体臓器移植    

脳死について

脳死とは、呼吸・循環機能の調節や意識の伝達など、生きていくために必要な働きを司る脳幹を含む、脳全体の機能が失われた状態です。事故や脳卒中などが原因で脳幹が機能しなくなると、二度と元に戻りません。薬剤や人工呼吸器などによってしばらくは心臓を動かし続けることもできますが、やがて(多くは数日以内に)心臓も停止してしまいます。
植物状態は、脳幹の機能が残っていて、自ら呼吸できる場合が多く、回復する可能性もあります。脳死と植物状態は、根本的に全く違うものなのです。

臓器提供の意思表示 ~15歳から意思表示ができます~

臓器提供に関する意思表示は、「提供したい」・「提供したくない」というどちらの意思も表示できます。 大切なのは、自分の意思を表示することです。

提供したい意思表示 15歳以上で、書面での表示が必要です
拒否する意思表示 年齢を問わず、書面でも口頭でも有効です。

※なお、拒否する意思表示をしていない場合は、家族の承認があれば提供できます。

臓器提供の意思表示の方法

意思表示の方法としては、以下のような種類があります。
いずれかの方法で、書面による意思表示をしておきましょう。

1. 「公益社団法人 日本臓器移植ネットワーク」のホームページから意思登録する

臓器提供の意思登録をする

2. 健康保険証や運転免許証の意思表示欄(裏面)に記入して携帯する

3. 臓器提供意思表示カードなどに記入し携帯する

臓器提供の意思表示の方法について:日本臓器移植ネットワーク

まずは家族と一緒に、
臓器提供の話をしましょう。

臓器提供の意思登録をする

臓器提供について、より詳しく知りたい方はこちらから